定置網漁業に水中ドローンが利用されています。
使用ドローン
FIFISH V6(qysea社)
高知県では昔から定置網漁が盛んにおこなわれてきました。中でも大規模な「大敷網漁」は江戸時代から続く歴史を持ち、改良を積み重ねて現在に受け継がれてきました。
高知県では室戸市や土佐清水市の沿岸を中心におよそ約30箇所で敷設されています。
大敷網漁は回遊してくる魚が自ら網に入るのを待つ漁法のため、その名の通り広いエリアに仕掛けられます。大型の大敷では網底まで70ⅿ、周囲が1kmを超えるものもあるそうです。
高知県では室戸市や土佐清水市の沿岸を中心におよそ約30箇所で敷設されています。
大敷網漁は回遊してくる魚が自ら網に入るのを待つ漁法のため、その名の通り広いエリアに仕掛けられます。大型の大敷では網底まで70ⅿ、周囲が1kmを超えるものもあるそうです。
毎日午前と午後の潮止まり時に、数隻の漁船で出漁して引き揚げます。底引き網漁のように、かかった魚を一網打尽にする漁法とは違って、引き揚げの時に大敷網へ入っていた魚を取るので、環境にやさしい漁法といわれています。
主な漁獲物としては、あじ、さば、いわしなどですが、2月から春先には寒ぶりの大群が入ることもあります。
大敷網漁では網のメンテナンスを欠かすことができません。網が破損していないか、定期的なチェックが必要です。水中で行う定置網のメンテナンスは、専門の潜水士に委託したり、組合員が海中に潜って確認をしてきました。
実際に海中へ人間が潜って確認するのはかなりハードな作業です。
海中での長い時間を伴う作業は潜水士の体力を消耗させます。冬など気温が低い環境ではなおさらです。
そして、定置網漁は「待つ漁」というウィークポイントがあります。箱網を上げるまでどんな魚がどれだけ入っているかがわからない、当たり外れのある漁法です。
事前に漁獲量を推測することができれば、「外れ」の確立を下げることができるかもしれませんが、そのためには海中で獲れ高を確認しなければなりません。
主な漁獲物としては、あじ、さば、いわしなどですが、2月から春先には寒ぶりの大群が入ることもあります。
大敷網漁では網のメンテナンスを欠かすことができません。網が破損していないか、定期的なチェックが必要です。水中で行う定置網のメンテナンスは、専門の潜水士に委託したり、組合員が海中に潜って確認をしてきました。
実際に海中へ人間が潜って確認するのはかなりハードな作業です。
海中での長い時間を伴う作業は潜水士の体力を消耗させます。冬など気温が低い環境ではなおさらです。
そして、定置網漁は「待つ漁」というウィークポイントがあります。箱網を上げるまでどんな魚がどれだけ入っているかがわからない、当たり外れのある漁法です。
事前に漁獲量を推測することができれば、「外れ」の確立を下げることができるかもしれませんが、そのためには海中で獲れ高を確認しなければなりません。
そこで、漁業でも水中ドローンが注目されるようになりました。
近年では比較的安価で高性能なROV(カメラ付き潜水ロボット)が「水中ドローン」として各社から次々と発売されているので、現在では漁業や港湾の水中構造物などの点検に利用されるケースが増えてきました。
近年では比較的安価で高性能なROV(カメラ付き潜水ロボット)が「水中ドローン」として各社から次々と発売されているので、現在では漁業や港湾の水中構造物などの点検に利用されるケースが増えてきました。
人間と違って、ドローンは過酷な環境においても水中を存分に撮影することができます。
仕掛けた大敷網を引き揚げる前の時点でチェックするのに水中ドローンは最適です。
これで、仲買業者に対して漁獲量を事前に連絡しスムーズな受け渡しが行えるようになり、魚の数が少ない場合は網上げを見送ることも可能となりました。
仕掛けた大敷網を引き揚げる前の時点でチェックするのに水中ドローンは最適です。
これで、仲買業者に対して漁獲量を事前に連絡しスムーズな受け渡しが行えるようになり、魚の数が少ない場合は網上げを見送ることも可能となりました。
また、定置網の汚れや破れ、漂流物の有無など点検作業も、水中ドローンとタブレットPCで船上から確認することが出来るようになりました。