今回は別にテレビスタンドを用意してそちらに取り付けてみた。
店頭営業係 小林
- 最近のテレビって、テレビ番組(地上波)を見るためだけの道具ではなくなってきている。昔と違って、テレビはテレビ番組を映すだけの道具ではなくなってきた。逆に言えば、今まで以上にテレビは日常生活により身近な道具になってきたと言えるかもしれない。
- 例えば、会社や学校では今までのスクリーンがわりに大型テレビを使ったり、プライベートではスマートフォンやタブレットの画面をテレビに映してみたりYouTubeなんかをテレビの大画面で見てみたり。
- なので、今までは必要ないと思っていた場所にテレビが一台ここにあったら便利なんだけどなー、と思うことが多くなってきた。個人的な話をすると、自宅に誰も使っていない部屋が一つある。特に何かにあるわけではないが、結構日当たりもいいし、窓からの眺めもいい。なので休日にこの部屋でたまに過ごしたりする。以前はiPhoneやiPadを持ち込んで、テレビなんて必要ないと思っていたが、今時のテレビであればFire TV StickやApple TV なんかを使えばNetflixなどのビデオ・オン・デマンドサービスやYouTubeなんかをテレビで鑑賞することだってできる。なので最近になって「もしこの部屋にテレビがあったらもっと快適に過ごせるんじゃないだろうか」と思うようになり、丁度いいテレビはないかと常々思っていたところだった。とはいえ「いいテレビ」はやはり高価である。私はSONY派なので買うならSONYのBRAVIAだと思っているが、いかんせん値段がそれなりにいい。まあメインのテレビであれば高くてもいいのだが、今回はセカンドルームでたまに利用する程度。とはいえ、休日にこの部屋を利用するときは結構長時間滞在しているので、リサイクルショップとかで適当なモノを購入するのもどうかなと考えていた所だった。
- さて、そんなことを考えていたらグリーンハウスから激安テレビが発売になった。正直、えー?って感じだったが、いざスペックを見てみると、あれ?これって結構よくないだろうか?
https://www.green-house.co.jp/products/gh-tv50cge/
- 私の注目ポイントは
・4K/HDR対応である。
・HDMIなどのインターフェースが4系統あって、外部モニタとして使えること。
・液晶パネルが直下型LEDバックライトで高視野角であること。
- 逆に液晶がVA方式なのがちょっと引っかかる。画質的にはやはり全体的に白っぽくなるのか?と思ってしまう。
- というわけで実際取り寄せて展示をしてみたので、気になる方は直接店頭で実機を確認できるようになっている。
箱から出してセットアップ作業開始!
ファーストインプレッション
- 見た目は非常にシンプル。ベゼルレスなデザインもスマートな印象。今回はテレビスタンドを別に用意してそちらに取り付けてみた。スリムさがより強調され、ぱっと見5万円のテレビには見えない仕上がりになった。
- 設定:最近のテレビはアンドロイドOSが入っていたりするので設定に思わず時間を取られたりすることがあるが、これはそういったややこしいことは無しにサクサク設定が進んでセットアップが完了する。
あれ? 電源ボタンを押すけど、画面が映らない・・・。
- 最初はコンセントにさしてすぐだからかと思っていたけど、どうもそうではなく、リモコンの電源を入れて少し間が経ってからテレビの画面が映る。リモコンのボタンを押したら直ぐに反応するテレビに慣れていると、こういう反応性の遅さにはイラっとしてしまう。まあ、理解してしまえば慣れるだけのことだとは思うが。
いろいろ映してみた
- まずは地上デジタル放送(以下 地デジ)
正直あまり画質は期待していなかったが、あらびっくり。ぱっと見 結構きれいじゃないか。でもよーく観ていると少し画面がカクつく時とか全体的に白っぽい感じが正直ある。まあ、ここはどんなプロセッサがテレビに搭載されているかで変わってくるので仕方がないかと思う。私の基準はSONYのBRAVIA。いいプロセッサーが搭載されているテレビの映像は滑らかだし色味もきれい。だからそれと比較してしまうのでどうしても気になってしまうのだけど。
音質は、まあ普通だと思う。でも決していい音ではないので気になる場合は別途スピーカーを用意した方がいいかも。 - 次にYouTube
このテレビは単独でYouTubeを映せる機能はないので、Fire TV StickをHDMIポートに接続して映してみた。画質は地デジの時とあまり変わらなかったけど、カクつく感じは地デジの時より気になった。おそらく配信されているデータ量が多いためだと思うので、4K画質で配信している動画を鑑賞するにはちょっと気になるかもしれない。 - 少し気になった点を一つ。
Fire TV Stick は電源を別にとる必要があるのだが、最初はテレビにあるUSBポートから電源を取っていた。でも目を離している間に画面が勝手にブラックアウトしてしまう症状にみまわれたので、電源をコンセントからとるように変更してから安定してきた。大きな問題ではなかったけど、外部機器をたくさん取り付けたりする場合は電源周りにちょっと注意が必要かもしれない。 - iPadやノートPC
iPadは純正アダプタを接続して・ノートPCは直接 HDMIケーブルでテレビと接続する。気になった点は画面が映るまでに少し時間がかかるところ。あれ?うまく接続できてない?って不安になったころに画面が映ったりする。ここの反応性はそもそもこのテレビ自体の特性なのだろう。でも映ってしまえばもともと解像度もコントラスト比も高いので、違和感はなかった。ちょっとしたプロジェクタ代わりに使うのであれば問題ないと思う。 - まとめ
全体的にテレビとしての性能は充分だと思う。4K対応だし、HDMIなどのインターフェースもたくさんあるので外部モニタとして使えたり、いろんな周辺機器と接続ができる。液晶品質はVA方式なのでちょっと全体的に白っぽくなる傾向にあるけど、液晶パネルが直下型なのでメリハリのある絵作りになっていると思う。見た目も今風でベゼルレスで非常にスマートでシンプルな印象だ。
繰り返しになるが、自分はSONYのBRAVIAをメインテレビにしているので、それと比べれば絵作りは明らかにSONYの方が綺麗だしカクつきなども気にならない。とはいえ、セカンドテレビとして考えれば金額に対して充分な性能を有していると思った。
最後に
- 一時期、テレビはもう生活に必要ないとまで言われていた時があった。スマートフォンやタブレットの普及で、テレビ番組を見なくなったからだ(さらにこの時期はテレビ番組自体が面白くないと盛んに言われていた時期でもあった)。でかいだけで面白くない地デジ番組しか映らない道具は不要であるという考えだ。その時代はそれで間違ってはいなかったのだろうが、Netflixなどのビデオ・オン・デマンドサービスが主軸になればなるほどやはり大画面のテレビでソファーに座ってゆっくり見たい。と思えばテレビという道具はこれからも日常生活に欠かせない道具なのだろうと思ったことだ。