AirPods Pro 第2世代を使ってみた

やっぱりノイズキャンセリング機能と外音取り込みモードがすごかった

店頭営業係 小林

まずはノイズキャンセリング機能に驚く

  • なんといっても特筆すべきはノイズキャンセリング機能と外音取り込みモードの完成度の高さだと思う。
  • AirPods Pro 第2世代(以下APP2)をセットアップしてイヤホンを耳に入れた瞬間、いきなりノイズキャンセリングがONになる。なので耳にセットしたと同時に周辺の音が瞬時に消えていく体験をすることになる。しかもそれが実に自然に移行されるのだ。私が今まで経験したノイズキャンセリング機能は、なんだか急に周辺の気圧が変わったかのような不自然な圧迫感を耳に感じるのだが、これがほとんど感じない。実に自然にノイズキャンセリングが効いてくる。
  • とはいえノイズキャンセリングがONになった状態でよく耳を澄ましていると、人の声やモーターなどの甲高い音などはかすかに聞こえてくる。なので完全に無音になるというわけではなく、非常に遮音性のいい耳栓をつけたような印象だ。これがAppleがいう「適応型環境音除去」なのかもしれない。

外音取り込みモードにも驚く

  • さらに外音取り込みモードも、またとても優秀だった。散歩がてら外を歩くときに外音取り込みモードをONにして使ってみた。今までの私が使っていたイヤホンだと、ちょっと強い風が吹くとそれが強調されて耳に入ってきたのだが、これは実にきれいにカットしてくれる。ジョギングなんかの時にはどうしても風切り音や車などの音が変に強調されて耳につくのだが、APP2はそういった音を実にマイルドにして耳に届けてくれるので非常に優れた機能だと思った。
  • 散歩ついでに近くのスーパーで買い物をした際、音楽だけを停止してAPP2の外音取り込みモードのまま買い物をしてみた。当然店内のBGMやアナウンスが耳に入って来るが、いつもなら変に強調された音が耳に入ってくるのだが、これはつけていることをいつの間にか忘れるくらいとっても自然に音を取り込んでくれた。あ、そういえばAPP2をつけてたなってスーパーの出口で思い出すほどだった。

着け心地のよさと外れにくさについて

  • 先にも書いたが、装着しているのを忘れるくらいソフトフィットしてくれる。イヤホンチップもシリコーン製でXS・S・M・Lの4サイズが最初から付属してくる。自分に合ったサイズを選べばよりフィット感は上がると思うし、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいだろうと想像できる。
  • とはいえ、私はちょっと外れやすいかな?とも感じた。もともと私はAppleのイヤホンシリーズはどれも自分とは合わないようで、なんか落ちてしまいそうな印象が強い(実際落ちてしまう)。普段はスポーツ用とうたっているイヤホンでしっかり固定しているせいもあるかもしれないが、ちょっと付けたまま動いていると落っことしてしまいそうで心もとなかった。少なくともジョギンクの時は自分は使わないだろうなと思った。

設定方法は実にシンプル。ここはさすがApple

  • 初期設定はiPhoneに近づけてケースのふたを開くだけ。これで自動的に接続しようとしてくれる。ただし、iOSは最新バージョンをこの時点で求められるので、あらかじめOSのアップデートをしておくとスムーズに設定できると思う。

外観はケースも本体も第1世代と見た目はほぼ一緒。

  • ケースはストラップをつける所やスピーカーが追加されたり、多少変更点はあるものの外観はほほ一緒である。イヤホン本体に関してもほぼ一緒の見た目なので、パッと見で第1世代と区別できない。ここはある意味Appleらしいなという気もするが、所有者としたら第1世代とは違うんだぞというアピールポイントが欲しい、と思うのだが(できればカラーバリエーション以外でお願いしたい)。

最後に。

  • 私は音楽はよく聞くが、オーディオマニアではない。フツーに好きな音楽をカジュアルに楽しめたらそれでいいタイプの人間だ。音質がどうとかハイレゾじゃないとダメだとか、そんなことはあまり気にしない。それよりは設定が簡単で、使い勝手がよく、普段使いできるちょっと気のきいたデバイスの方が好みだ。
  • 私が聞いているデジタル音楽配信サービスはSpotify。オーディオプレーヤーはiPhoneで、イヤホンはBluetooth接続である。へ理屈を言えばこの環境ではいわゆる「いい音」は聞くことができないのだけど、楽しく快適な音楽環境であるとはいえると思う。AirPods Pro 第2世代はそれに十二分に応えてくれるデバイスだと感じた。
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