MacOSXの備えるオーディオ機能、Core AudioはOS標準でありながらWindowsのASIOと同水準の高度な能力を持ってます(Windows標準のオーディオドライバは能力が低い)。そのCore Audioのプラグイン規格であるAudio UnitsもVSTプラグインと同等以上の機能を有しています。
Mac版のAbleton LiveはVSTもAUも使えるんですけど、プラグインが原因と考えられる不具合はAUの方が随分少ない様に感じます。Logicを立ち上げた時に行われるプラグイン検査もそうなんですが、AUでは安定性にもかなり気を使っている様に思います。
さて、そのOSX標準のオーディオプラグイン規格のAudioUnitsですが、10.4 Tigerから”AU NetSend”、”AU NetReceive”というプラグインが追加されているのを知らない方も多いのでは?
これらはネットワーク経由でオーディオをやりとりするプラグインで、あるMacの音を別のMacへと送ってくれ、接続もBonjourのおかげで非常に簡単に利用出来てしまいます。
まずは送信する(この場合はMacBook/GarageBand)にエフェクトとしてAU NetSendをインサート。その後、受信側(iMac/Logic)にインストルメンツとしてAU NetReceiveを立ち上げると既に接続先が見えているので「ホストを選択」で選択、接続ボタンを押すとすぐに接続完了です。GarageBandで音を鳴らしてみるとLogic側から音が出て来る。こんな面白いプラグインをOS標準で搭載してある辺りがMacらしくて良いですね。
ちなみにWindowsでも同じ様なプラグインはありますが、有料になってしまいます。