Macで音楽を作る人。Binaural Pannerの話。

多くのDAWがメジャーアップデートされて行く中、Logic Studio2の登場はまだかな?なんて気になってしまいます。WWDC辺りでさらりと出てくれるとうれしいんですけれど。
さて新しいLogicが登場まではまだ時間がありそうなので、おさらい的(?)に現行のLogic Pro 8の話を。
Logic Pro 8の特徴としてはAppleらしいシンプルかつ機能的なシングルウインドウベースのインターフェイスや、多くのApple Loopライブラリやマスタリングソフトなどが統合されたStudioパッケージとなった事などがあるんですけれど、地味に気に入っているのがBinaural Panner。
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これは従来のLogicのミキサーのPanに置き換える事で左右だけでなく、上下や奥行きも音響心理学的にシュミレートしてくれる優れものです。音を左右に広げたり、3Dに跳ね回るディレイサウンドを使ったりする時に非常に便利ですし、音数の多い込み合った曲をミックスする時の音の配置にも重宝します。
このBinaural Pannerを使って音を奥に配置し、スペアナで見てみると予想通り。左右へのパンの他に僅かながら、ハイカットされている様です。つまりは通常のPanとEQを組み合わせれば実現しそうですが、その手間も省け視覚的にも分かり易いというだけでも価値があると思いますので、使った事が無い方は是非一度試してみてくださいね。

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