「クジラの彼」

 お久しぶりのブログ更新です。
 今回は高知県出身の方の小説です。
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■出版社
角川文庫
■著者
有川 浩
■内容(カバーより)
『元気ですか? 浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールは(何度読み直しても食い入るように眺めても)それだけだった。聡子が出会った冬原は潜水艦(クジラ)乗り。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる…。表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外編も収録した、男前でかわいい彼女たちの6つの恋。有川浩がおくる制服ラブコメシリーズ第1弾。
 iPadやiPhoneの発売に続き8月にはエレパ夏祭りなどがあってバタバタした日々を過ごしていましたが、丁度その時期に読んでいたものです。表紙がとっても涼しげな印象でおもわず手に取ってしまいました。ちょこっとプロフィールなどを読んでいると高知県出身とのこと。そういえばこの作者の名前はどっかで見聞きしているなー。しばし立ち読みを開始。うん、面白そう、今日はこれを買って帰ろう。
 しかし! その時はこれがベタ甘ラブロマ作品とは知らなかったのです、私は。本当に倒れてしまいそうなくらいベタ甘でした。でも、読み進めているうちに – なんと言うのでしょうか – なつかしい、感じがして最後まで読んでしまいました。このフィーリングというかテンポというか、うーん、どっかで知っているような気がするんだけどなー…
 個々の作品の終わりにある「Fin.」の文字。またあとがきの最後の感謝の一文…
 え? ひょっとして新井素子…でしょうか?
 さっそくググってみると、やはり、というか同じ印象を受けた方が多数いらっしゃるよう。
 うわお! めっさうれしい!!  めっちゃ なつかしー!!! めちゃめちゃテンションあがるー (*>∀<)!  あ、意味分かんない方は別にスルーしてください。とにかく一冊で二度おいしい作品でした。ひょっとして今年夏バテしなかったのはこの作品のせいかもしれません。とにかく元気が出ました、はい、個人的に。

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