Macで音楽を作る話。日本における音楽ビジネスの推移。

日本のメジャーレーベルによって構成されている日本レコード協会という組織があるんですが、そのサイトで音楽の総生産量などに関するレポートを公開してくれています。少し堅苦しいですが、近年の日本の音楽ビジネスの推移について読み取る事ができて面白いので、今回はそのお話を。
まず、気になるレポートは日本レコード協会の該当ページより見る事ができます。
簡単に目を通してみると、2008年から2009年をピークにCD、ダウンロード共に減少しており、音楽ソフト(オーディオレコード+音楽ビデオ)の総生産金額は前年比90%という寂しい結果になってます。音楽配信サービスが躍進し、CDと取って変わろうとしているイメージを持っている方もいるのかも知れないですけれど、その傾向よりは音楽ビジネス自体が縮小しているという流れによりCDの売上が減少している様な印象を受けます。
またダウンロード購入のうちの多くがモバイル系(着うた)だというところが日本の特徴的なところですね。ただし、今後スマートフォンがさらに躍進するとすれば、モバイル系ダウンロードからiTunesやAmazonなどの音楽ダウンロードにシフトしていく可能性はあるのかもしれないと思ったります。
また、このデータはメジャーレーベルのみだというところもポイントで、個人配信やインディーズレーベルなどの数字は含まれていないので、意外とそちらの方が伸びているのかもしれないという期待を持ちたいものです。

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