Macで音楽を作る人。複数のMacで1つの曲を作る話。

僕が曲を作るのに使っているメインのMacはPowerMac G5なんですけれど、ふいにラップトップでも作業したりします。複数のMacを行き来しながら1つの曲を作成するのに色々と苦労してるので、その話を。
まず当然、両方のMacに同じ環境(ソフト、プラグイン)が必要になるので、そちらを整えました。(Logicのライセンスとしてはデスクトップとラップトップ各1台にインストールOKなので非常にありがたいですね。)
Logicの曲に使われているオーディオは曲ファイルと共に作成されるフォルダの中に保存されるので、そちらはOK。EXS24に読み込んでいるサンプルは自動に探してくれるので、同じサンプルライブラリを作っておけばこちらもOK。
もう1つ良く使うサンプラーにNIのBatteryがあるのですが、こちらはファイルパスを読み込んでいるようで、サンプルを見失うとその旨が表示され、その後にスキャンを行うと使っているサンプルを見つけてくれるのですが、その手間も同じファイルパスの場所にライブラリを置く事で省けます。2台のMacのユーザー名を同じにしてホームフォルダに置くとか、最上位階層に置くなど。(こちらの方がトラブルが少なかったです。)こうしておくとファイルパスが同じになる為、検索がかかる事無くファイルを見つけてくれます。


さて肝心の曲ファイルの移動なのですが、試したのが以下の方法。
■外付けUSB HDに曲ファイルを保存。
■iDiskシンク。
■同期ソフトによる2台のMacのフォルダ同期。
外付けUSB HDを利用するのが、物理的にも分かり易くデータ量も気にしなくて良いので、なかなか良い方法だったのですが、定期的にバックアップを取ってあげないといけない点や、HDDからのストリーミング再生トラックが増えた時の不安等が少しありますね。
同期ソフトによるフォルダ同期は、常にデータが2つありバックアップという点でも優れていて、物理的に接続する必要も無くスマートだと思うのですが、なによりも2台同時に立ち上がっている必要があるので、これが面倒です。
iDiskシンクはとても良い方法で、2台のMacの他、Wed上のiDiskにもデータが残るのでさらに安全。物理接続もなくスマート。20GBの容量も充分なのですが…..残念ながら遅い….。
という事で、現時点での作業方法はDropboxを利用しています。基本的にはiDiskでの同期方法に近く共通点も多いのです。メリットとしてはiDiskでのシンクと同じく2台のMacとWeb上にデータが残り安全。物理接続不要。Macの中に同期しているフォルダが作られていて、その中から開いているので高速。多数のトラック録音、再生も安心出来る。なにより同期が早い。
ちなみに6.2MBのフォルダをiDiskシンクした場合、シンク完了に1分30秒程かかる所、Dropboxだと20秒で終わりました。しかも同期完了したファイルにはチェックマークが入るので視覚的にも分かり易いです。
弱点としては無料アカウントで使用出来るのは2GBまでという事。なので現在作業中の数個の曲をDropboxに投げ込んでシェアする様にしています。
容量の少なさは難点ですけれど、動機の早さと手軽さはかなり良いので、今のところ、これが最良かな?

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