Macで音楽を作る話。LogicとPanLaw設定。

「DAWソフトによって音が違う」なんてのは良く耳にする話で、内部処理のBit数やらアルゴリズムやらなんやらで、音質に違いがあるのは当然ですけれど、それ以外で気をつけておかなければいけないのがPanLawの設定。
左右どちらかに目一杯振ってある音をセンターに持って来た時に、それまでLかRの1chで鳴っていたものがLR両方の2chから出る様になるため音量が上がってしまう。これを調節するのが「PanLaw」設定。
panlaw.png


Logicではファイル>プロジェクト設定>オーディオからPanLaw設定ができ、下記の3項目から選べます。
① 0dB(補正無し、つまりセンターの音が強調される)
② -3dB(センター時に-3dB)
③ -3dB補正(左右に振った時に+3dB)
また「”PanLaw”補正をステレオバランサに適用」からチェックを外す事でPanLawをオフにできます(①と同じ状態)。
他のDAWからOMFなんかでファイルを持って来る時には、この設定を合わせておかないとミックスのバランスが大きく崩れたり、場合によっては歪んだりする為、音質に大きく影響すると考えられるんですね。
実はLP8(Logic Pro 8)だとデフォフトでは③に設定されているのが、LP9だとオフになっているので同じ感覚で使っているとなんか違うって事になってしまうので注意が必要ですね。もちろんLP8のソングファイルをLP9で開いた場合は、設定は引き継がれているんですけれど。

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