Macで音楽を作る話。Logicからステム書き出し。

Logic内で2ミックスまで完結させる場合には特に必要無いですが、他ソフトでミックスする場合やリミックス素材を渡す場合など、ステムで書き出しする方が良い事があります。
ステムミックスとはトラック数が多い時など、Vocal、Drum、Guitar、Synthなど各パートごとにトラックをまとめておいてミックスする方法で、マスタリングの際もステムで持ち込む事もあったりします。
またリミックス素材をインターネット経由で渡す際、データ量を抑えたり、分かり易くする意味でも、ある程度まとめてから渡す場合が多いですね。


せっかくなのでステムミックスをもう少し説明してみます。
例えばドラムパートの全体的な音量を少し上げたい場合に、ドラムに使われているバスドラ、スネア、ハイハット等を個々に少しづつ音量を上げれば良いですが、スネアだけ上げすぎたりとドラムパート内のバランスが崩れたり、そうでなくてもトラック数が多い場合など各トラックを少しづつ調整するのも大変なので、ドラムに使われている複数のトラックの出力を1つのトラックにまとめておき、他にもまとめた幾つかのパートでバランスをとっていくやり方です。
Logicの場合は各トラックの出力をAUXトラックにまとめておいて、AUXトラックのフェーダーでステムミックスするのですが、このステムをオーディオに書き出す場合のやり方がAppleのサポートページにも載っているので、紹介しておきます。
Logic Pro and Logic Express 9:複数のステムを書き出す方法
各AUXトラックにまとめた後に個々アレンジトラックを作成して、それを含めた全てのトラックをオーディオファイルに書き出す。その中から必要なステムトラックのみを使ってね、という内容です。
僕は必要なトラックをソロ選択して書き出すやりかたをしていたんですが、このやり方だとマスタートラックにインサートしてるエフェクトのかかり具合などの問題もでますし、なにより面倒だったので、アレンジトラックを作成して書き出すやり方は良さそうですね。

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