Macで音楽を作る話。Mastered for iTunesの話。

iTunes専用のマスタリングを施した楽曲配信をうたっている「Mastered for iTunes」が登場しています。フォーマットとしてはAAC 44.1kHz / 256kbpsで既存のiTunes Plusと同じですが、最適化されたマスタリングでより高音質が期待できそうですね。
同時に「Mastered for iTunes」用のマスタリングツールも公開されていて、iTunes Plusフォーマットへエンコードするツール「Master for iTunes Droplet」や、エンコード後の状態を試聴できるAUプラグインなどが含まれたツール集です。ちなみにそのAUプラグイン「AURoundTripAAC」をLogic Pro 9で開くとこんな感じです。
masteredforitunes.jpg
iTunes Plusへエンコードした場合のプレビューの他、ビットレートを指定しての試聴もできるので、ビットレートによる音質差を比較してみたりもできます。
また、ツールを説明しているPDFも結構面白く、AACについてやマスターファイル、音圧を重視したマスタリングについてなどが書いていて、マスタリング、音源配信に興味のある方には参考になりそうですね。ツール、PDF共に登録も必要なくダウンロードできるので、興味がある人はぜひ。
最近では、実験的にDSDなどハイビット配信を行う日本のototoyや、古くから非圧縮WAVファイルでの配信を行っているBeatportなど、高音質での配信サービスの存在感も増してきています。ミュージックプレイヤーの大容量化やブロードバンドの普及なども影響しているとは思いますが、音楽の価値が見直されている、とポジティブに受け止めたいですね。

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