今回は前回学んだライントレースカーを応用して壁に沿って走る「ウォールトレースカー」プログラム2種の作成に挑戦をしてもらいます。本日は時間差での授業の為先に碧依さんその後泰平くんの授業となっています。
最初に先生の方からサンプルが提示されます。
碧依さんはふ~んという感じで見ており 泰平君はえ~という感じで見ていました。二人の反応がそれぞれ違う所を楽しみながら先生から同じように動くようプログラムと課題が出されます。 |
前回は黒線に沿って走るプログラムを作成しましたが、今回は白い壁に沿って走らせます。さて、前回のプログラムを応用すればこのプログラムは作成できると先生は言っていますがそれぞれ二人はどうでしょうか?
碧依さんの方は5分程度で問題なく動作する内容が仕上がっていました。しっかり前回の黒線判定時に動作を切り替える所が理解できていたようです。
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続けて車体前部に赤外線フォトリフレクタを取り付け正面に壁が来た際に回避行動をとって壁に沿って走るようプログラムを作ってくださいという最後のミッションが出されます。先生は何故かノーヒントということで考えてもらっています。
碧依さんは図に書いてどのように動かせばよいのかを考えていました。
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どの様に並んでいるのかを左で確認した後、右の図で上から見た動かし方を青線で描いてくれています。先生もそのように動かせば問題ないと碧依さんにコメントをしています。但し、碧依さんはここからどのようにプログラムを作ればよいのかを考えているようです。「壁に近づいたら時計回りに車を動かすといいのだ」と考えがまとまったようです。そしてそのプログラムを作成し、転送して動作を確認します。
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瞬間的にみると良いように見えますが、回転したあとどれだけ動くのか指定されていません。その部分を指摘して動作の確認を最後に行いました。 |
そうして完成した碧依さん作品がこちらです。
移動速度はゆっくりにしています。壁にめり込むような場面もありますが、「プログラム上は全く問題がないから気にしなくて良いですよ」と先生に言われてフンフンフンと某ゲームの村人のような歯ことを言っていました。 |
一方泰平君はどうなったかというと
え~とはいいつつも前回のプログラムを見て自信なさそうに「ここ変えるがぁ」と聞いてきましたが、そこが正解でした。改めて何故そうなるのかという所を解説しています。 |
一方泰平君の車体前部に赤外線フォトリフレクタを取り付け正面に壁が来た際に回避行動をとって壁に沿って走るプログラムはこれまで学んだ事をポイントポイントで思い出しながら部分部分は正しい修正が出来ていました。実際に物を置いてどのように進ませるべきかを碧依さんが見ていたものと同じ内容のテキストを参考に考えてもらい正解に辿り着きました。動画撮影用に段ボールウォールトレースにしてみた所思いのほかうまく動いたのでアップします。
正面に壁がある際はしっかり右回転して回避行動をとっています。 これまで線に沿って走る、壁に沿って走るプログラムをしていた場合、そのまま回転して回避すればよいのですが、どうしても先に学んでいたトレースの動きでどうにかできないかと難しい方向で考えてしまっていました。 泰平君は物品を置いてコースをふさぎそこでようやく正解の方法に辿り着いています。 |
こうして二人とも授業時間は異なれど壁1つと壁2つのウォールトレースカープログラムの作成を無事終えました。授業の終わりに先生からレベル2の学習を終えたという認定証が渡され授業を終えています。
エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ
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