そもそもそれぞれの意味は?
クライアント…依頼者・顧客・取引先
現在のクライアントは様々な意味で使われています。例えば、企業では取引相手のことをクライアントと表現します。医療現場では病院を受診する人や入院患者を指します。
コンピューターの世界では、サーバーへサービスの提供依頼を行い、そのサービスの提供を受ける側のコンピューターやアプリケーションのことをいいます。
ユーザー…実際に商品やサービスなどを使う人、または買う人
現在のユーザーは商品やサービスなどを使用・購入・消費するだけでなく、その情報を口コミやインターネット等で発信・拡散する存在でもあります。また企業など商品やサービスの供給者は、商品開発や品質向上の過程においてユーザーの視点やニーズを様々な方法で取り入れるようになりました。この点から、ユーザーは企業への提案者でもあり商品などの仕様の決定に深く関与しています。
クライアントは「依頼者」ユーザーは「利用者」
つまり…
営業担当者にとってのお客様
契約を結び商品・サービスを買ってもらう依頼者(クライアント)
開発担当者にとってのお客様
開発したシステムやサービスを使ってもらう利用者(ユーザー)
コンサルタント関係者が「クライアント」、IT系の人が「ユーザー」とよく言っているのにはちゃんと意味があったんですね。
かく言う私も普段は「ユーザー」を多用しています。
例:「ユーザー目線の〜」「ユーザーのニーズにあった〜」「ユーザビリティを考えて〜」等
で、す、が、、
やはり業界関係者ならともかく、一般の人にまでこちらの用語を理解しろ、というのはいささか乱暴な話です。意味を調べたり聞き返したりと手間が発生したり、意味がしっかり伝わらなかったりする可能性もあります。
日頃から話を伝えたい相手は誰なのかをしっかり踏まえた上で、より相手に伝わる言葉を選んで話をしたいと思います。
以上、開発の竹田でした〜