日本国内の橋梁やトンネル、ダムなどの多くの社会インフラは、高度成長期に整備されたものが非常に多く、対応年数とされる50年を超える時期が来ようとしています。
慢性的な労働力不足と合わせて急速に老朽化が進むことが見込まれているため、今後はロボットを活用したインフラ点検・整備の効率化が急務となっています。
このような状況で国土交通省は2017年度より「次世代社会インフラ用ロボット」の本格導入を進めています。
皆さんご存知の空撮用のドローンも高所作業の危険を回避でき且つ短時間で老朽化した部分の撮影ができるため橋やダムの堰堤などの撮影に使用されています。
【インフラ点検ロボットの活用分野】
1.インフラの維持管理
・橋梁 → 接近目視を支援、点検者の移動を支援
・トンネル → 接近目視を支援、点検者の移動を支援
・ダム・河川 → 接近目視を代替・支援、堆積物の状況を把握
2.災害対応
・災害状況調査 → 現場被害状況の把握、土砂などの計測、引火性ガスなどの情報取得
・災害応急復旧 → 土砂崩落などの応急復旧、排水作業の応急対応技術、情報伝達技術
先日、エレパではダムの維持管理に「水中探査ロポット」を活用するお客様を取材しました。
この「水中探査ロポット」は四国初導入となるものです。
ダムの出水口の中に入って行く様子です。
水中探査ロボットは、ダム等の水中インフラの維持管理だけでなく、夏場に多い水難事故による捜索や漁業関係の水中設備の点検(養殖網、漁船の船底など)、海洋(内水面)資源調査などでの活用が進んでいます。
水中探査ロボットについての詳細やデモのご相談は、エレパ産業ドローン営業までお気軽にご連絡ください。