初心者でもわかるドローンの使い方

ドローンを飛行させるには

 

ドローン担当の吉岡です。

今回は、最新の高性能小型ドローンを紹介します。

近年のドローンは空撮、測量だけでなく、消防や農業など様々な分野で利用が拡大しています。
それに伴い、講習会やスクールも増えてきており、訓練次第では皆さんも上級者並みの空撮、操縦が出来るようになります。
手持ちのカメラやビデオカメラでは絶対に撮れない映像に惹かれ、私も趣味でドローンを始めました。
ドローンがあれば、上空から春には桜、夏には海、秋は紅葉、冬は雪景色など
手軽に空撮を楽しむことも出来るようになります。

ドローンの製品も続々と新規モデルが登場していて、手軽に遊べるコンパクトな製品や
4Kカメラで撮影出来る製品もあります。
個人で撮影したものをブログやInstagramなどに載せたり、
災害時の捜索や救助の役に立ったりと、様々な用途に活用されています。

今回はその中でも、DJI社の新商品「MAVIC2 ZOOM」の使い方を、
使用感なども含めてお伝えしたいと思います。

 

商品名 MAVIC2 ZOOM

機体性能
・最大飛行時間 31分
・最高速度 72km/h(Sモード)
・有効画素数 1200万画素
・動画解像度 4K/30fps
・ビデオビットレート 100Mbps
・カメラセンサー 1/2.3CMOS
・焦点距離 24 – 48mm

・障害物検知 全方向(前後、左右、上下)
・特徴 光学2倍ズーム / 内部ストレージ 8GB / 低ノイズプロペラ

・価格は、162,000円(税込) 2018年11月30日現在

 

使い方

使い方としては、スマホを送信機に接続して操作します。
ちなみに私はAndroidのスマホを使用していますが、複数のコネクターが用意されているので、iPhoneをお持ちの方ももちろんですが、多くの方にご使用頂けます。
機体の起動はスマホアプリを使って行いますのでアプリのダウンロードが必要となります。

アプリの立ち上げ時には、ファームウェア(ハードウェアを直接制御するために電子機器に
組み込まれたソフトウェア)のアップデート情報が表示される場合があるので、
あらかじめ使用の前日にアップデートを完了させておくことをお勧めします。

アプリが起動したらスマホ画面の上側をタッチして、機体の状態を確認します。
また、あらかじめ操作方法の設定をしておきましょう。
間違って操作するととても危険です。

離陸させてからすぐに、スティック操作で機体が前後左右、上下、右旋回、左旋回に正しく作動するか確認を行って下さい。安全に飛行を行う上で確認は必須です。
初心者の方が練習するには、人のいない海や河川が最適です。

 

MAVIC2 ZOOMの機能をいくつか紹介します。

 

ズーム機能
特徴的な機能の一つとしてズーム機能があります。
最大4倍までのズームが出来ます。
送信機の右上にあるダイアルで撮影中に簡単にズームの距離の変更が出来ます。
下の画像は、川で上空から水中ドローンを撮影した画像です。

24mm

 

48mm

 

アクティブトラック(自動追尾撮影機能)
次にアクティブトラック(自動追尾撮影機能)という機能があります。
マークした目標物を追尾飛行しながら撮影したり、ドローンはその場に留まり、移動する目標物を撮影する機能があります。自撮りにも使えます。
操作は、アプリ画面に表示されている下記の赤丸のコントローラーのアイコンをタップします。
順に「アクティブトラック」、「トレース」とタッチしていくと、画面上に説明が表示されます。
追尾したい目標物を画面上でタッチして囲みます、目標物を認識させると自動で追尾していきます。

 

 

障害物センサー
更に今回発売されたMAVIC 2 シリーズは、従来のものと比べ、左右、下部だけでなく、
上部にも障害物センサーが追加されています。
これまでのドローンには、前方、後方、下方に障害物センサーが付いている製品はありましたが、これにより全方向に障害物センサーが搭載され、障害物回避能力が大幅に向上され、
衝突のリスクが低減されました。

 

RTH(リターン・トゥ・ホーム)
RTH(リターン・トゥ・ホーム)機能ですが、飛行中にボタン一つで機体が離陸した場所に
帰ってくる便利な機能になります。
ボタン操作以外にも、送信機との通信が切れた場合にも離陸した場所に戻ってきます。
この機能は、操作に慣れていない初心者には大変嬉しい機能です。

 

<携帯性について>

MAVICシリーズは、機体のアーム部分が折りたたみ式になっていてコンパクトになるため、
非常に持ち運びに便利です。

MAVIC 2 FLY MORE KITを別途購入頂ければ、バッグ、バッテリー2個、
カーチャージャー、予備のプロペラなどが一式セットになっていて、
機体、プロポ、付属品が一つのバッグに全て収まります。

 

ドローンの使用に際して皆さんに気をつけて頂きたいこと

※マナーを守りましょう。
・他人に迷惑をかける操作は絶対にしないようにしてください。

※ルールを守る。
・200g以上のドローンに対して適用される、改正航空法を厳守すること。
・祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと。
・150m以上の高さで飛行しないこと。
・空港周辺で飛行しないこと。
・人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること。
・日中(日出から日没まで)に飛行させること。
・目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること。
・爆発物など危険物を輸送しないこと。
・無人航空機から物を投下しないこと。

 

詳しくは、こちらで(国土交通省HP)  http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

 

※トラブル回避(ドローンを飛ばす上で最も重要なこと)
・高圧線の近くでは、電磁波の影響を受けて画像が乱れてきたり、
山間部ではGPSの電波が入りにくいこともあります。
もし画像が乱れ始めたり、機体がふらふらする状態になったら、一旦その場に留まるか、
すぐに帰還させるようにしましょう。

・撮影に夢中になってバッテリーを消耗し過ぎてしまうと、帰りのバッテリー残量が
残っていないということにもなりかねません。余裕をもって飛行させましょう。

・夏場はスマホやタブレットが熱を持つと、画面が消えたりします。
日の当たらないところでの操作を心掛けましょう。

 

最後に、

ドローンを操縦する際は自分の操縦技術やドローンの性能を過信することなく、
細心の注意を払って飛行させましょう。
ドローンに触れたことがない方は、操作が難しいと思われる方が多いと思います。
でも、実際に飛行させている場面を見ていただくと、「思っていたよりも簡単そうですね」と言う声をよく耳にします。

実際にエレパの初心者向け講習会では、1時間程度で基本的な飛ばし方が出来る方もいます。

 

新しい趣味でドローンを楽しんだり、土木や林業、農業を目指す方にとっては必要な技術の習得として、ドローンを始めてみてはいかがでしょうか。

 

エレパドローン  https://www.elp.co.jp/drone-elp/index.html
安全講習     https://www.elp.co.jp/drone/safety_seminars/
ドローン製品   https://www.elp.co.jp/drone-elp/skydrone.html

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