ドローンで人命救助を行う時代

高知も梅雨に入り雨の日が続いています。

毎年この時期になると各地で台風や豪雨によって河川が氾濫し田畑や住宅地域の浸水、土砂崩れによる道路や住宅への被害が必ず発生します。

そして、梅雨が明けて夏休みが始まると海や川での水難事故が毎年必ず発生し尊い命が失われます。

最近は、地域の消防がこの様な自然災害や水難事故の発生現場で被害状況を把握するためにドローンを活用している事例が増えています。

皆さんもご存知のように数年前から空撮を目的としたドローンが販売されすっかり身近な存在になりました。
最近では小型、高性能で手軽に扱えるものや、荷物を運搬できる中、大型の製品などが販売されていて今やドローンは空撮だけでなく人間に代わって使役を行う産業ロボットと言えるようになりました。

この様にドローンは様々な業種で利用されていますが、その中でも地域の安全を守る消防署や自治体ではドローンの導入が急ピッチで進んでいます。

消防活動においてもドローンの利用により消防隊員の安全を確保しながら迅速で的確な捜索、救助作業ができるようになっています。

今回は、消防が担う行方不明者の捜索や人命救助に使うドローンの幾つかをご紹介します。

消防隊員は行方不明者や水難事故などの事案が発生した場合、一早く現場に駆け付け要救助者をできるだけ早く発見しなければなりません。

そして、発見と同時に救助の方法を検討し速やかに救助作業を開始します。

要救助者を一刻も早く見つけるためには以下のような機能をもつドローンが有効となります。

【捜索用ドローン】 

Mavic 2 Enterprise シリーズの特徴

1.取り扱いが簡単で直ぐに捜索を開始できる(小型高性能)

2.指定した捜索エリアを自動飛行させ短時間で捜索できる

3.上空からでも地上が詳細に把握できるズーム機能付きの高性能カメラ

4.夜間でも目標物を確認できる赤外線サーモカメラ

 

5.夜間に上空から地上を明るく照らすサーチライト

6.要救助者に注意喚起など声掛けをする拡声スピーカー

7.要救助者の位置情報が分かるシステム

 

Matrice200 Enterprise シリーズの特徴

1.雨天や氷点下でも飛行できる全天候型の機体

2.目的に応じて搭載する2台のカメラを選べる

(可視光カメラ、30倍ズームカメラ、赤外線サーモカメラなど)

3.Mavic2と同様の高度な飛行システム

【救助支援用ドローン】

1.豪雨により孤立した集落への緊急物資搬送(5kg程度の物資)

2.増水した河川の中州などに取り残された要救助者への救助ロープの投下

3.海などで溺れかけている要救助者への救命胴衣(浮輪)の投下

4.水難事故犠牲者の水中捜索(水中ドローン)

この様にドローンは空撮の領域を超え様々な分野で人間の代わりとなり働く産業ロボットへと進化しています。

現段階では消防活動の支援に留まっていますが、ドローンがレスキュー隊員を遭難現場に運んだり、要救助者を載せて安全な場所に避難させたりできる時代がもう目の前に来ています。

この様に地域の消防隊員の皆さんが日々ドローンを使った訓練を続けられていることで尊い命が救われています。

エレパ 産業ドローン営業

https://www.elp.co.jp/drone-elp/index.html

 

 

 

 

 

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