築45年の空部屋で遊んでみた#7

現金と電子マネーについて

店頭営業係 小林

■この空部屋の近くに、10人も入ればいっぱいになってしまう小さな食堂がある。

■オレンジ色の壁にクリーム色のサンシェードが映えるお店。大きめの窓からはお客さん達で賑わっているのが外からでも見て取れる。私も何度かこちらで食べたことがあるが、ここ、本当に美味しい。何を食べても美味しいのだが、私は特に卵料理が気に入っている。単なるモーニングについてくるスクランブルエッグに不覚にも感動してしまうほどだ。

■でも、残念なことがあるとすれば一つだけ。会計が現金だけ、というところだろうか。

■私は電子マネーは積極的に使っている方だと思う。現金かクレジットカードしか選択肢がない時はどちらかと言えば現金派だったのだけど、Quick PayやPayPayを興味半分に使っているうちにその便利さにはまってしまった。まずサイフを持ち歩かなくてもいいということがこれほどストレスフリーになるというのは実際体験してみて始めて気づくことができた。特に小銭をサイフでゴゾゴゾ探さなくてもいいというのは、ホントにストレスフリーだった。レジでの会計もパパッと済むし、小銭でサイフがパンパンになることも無い。

■近くのスーパーが対応している事もあって、最近はau Payがメインになっている。こちらはクレジットカードと連携させているので、近頃は銀行に行くことすら無くなっている。これも止めてみて始めて分かる。銀行に行かなくてはいけないことがこれほどストレスに感じていた、ということは。

Kさんの中庭にいたタヌキの焼物

■さて、現金から少しずつ離れて電子マネーを利用するようになると、電子マネーが使えるお店ばかり選んでしまうようになっている。ポイントとかもついてくることも拍車をかけているのだろう。まあ、お店側にとってはそれこそが最大のメリットだからこそ手数料がかかろうが導入しているのだろう。

■では先述のお店はお客さんの数が減っているのかというとそんなことはなく、いつ見ても賑わっているようだ。つまり、どんなに世の中が進化しても美味しい食事の前ではすべては無力だと言うことなのだろう。私も美味しいお店に行くときは現金の入ったサイフを持って行くようにしている。なので私は電子マネーを強く推奨したりしない。日本銀行券も必要だと思っている。美味しいモノの前ではテクノロジーは二の次であるということも電子マネーを使って気づいたことである。

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