最初に前回の続きである「音センサに反応してLEDを順番に点灯させ、全部点灯したら全部一括で消灯させる」プログラムを作成してもらっています。二人ともテキストを忘れてきていたので、先生が前にプログラムを作成しながら説明をしています。
![]() 碧依さん製作中 今回は変数を使う事を忘れずしっかり作成を始めています。 |
![]() 泰平君プログラム完成 |
ただ、泰平君のミスを修正したとしてもこのプログラムはわざと正常に動かないようにしてなっているのです。それは、何が間違っているのかを二人に考えてもらう為なのです。真っ先に碧依さんは「先生が間違えるのはどうかと思う」と指摘をしてきましたが、先生もしっかり「ここは何が間違っているのかを考えてもらう為そのようにしています」と説明すると納得をしてくれたようです。
最初にプログラムの出来ていた泰平君に質問をすると以下のやり取り
泰平君「何かが足りない」
先生「何が足りないかな」
泰平君(しばらく考え込む)「そうだ、光る時間の指定が足りない」
先生「正解っ!!!」
どこにプログラムブロックを追加すればよいのかを考えている合間に碧依さんがプログラムを作り終えたので同じ質問をしています。その間に泰平君がどこに足りないブロックを追加するのかを考えて追加したようです。
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しっかりプログラムの最後に点灯と消灯の時間を待つプログラムブロックが追加されています。泰造君もやる時にはやってくれるのです。 |
碧依さんも同じように質問をされてしっかり回答が出来ていました。
これで前回先生が作ったプログラムと同じものを作れた訳です。
そしてここからが本番のレベルアップミッションとなります。最初は光センサの値に応じてLEDの点灯時間を変えましょうという内容です。
ここは最初先生がお手本を作っていますが、途中で作るのをやめました。
ここまで出来れば後は二人に任せて大丈夫だろうと考えたようです。
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ここで四則演算のブロックについて先生から説明がされます。
足し算と引き算は算数と同じだけど「掛け算と割り算は別」という先生の言葉に二人が一緒に「なんでなんで」と質問に対し先生は、「自分で調べよう」と二人に対し明確な回答を避けたようです。(二人には難しく、離すと更に時間がかかる為との事でした) |
二人で相談しながら残りのLEDも光らせるプログラムを作成し、動作をさせました。部屋を暗くし、その時の光センサの値による点灯消灯時間の違いを目視してもらっています。割り算の分母を増やすと点灯消灯の時間が非常に短くなるところもプログラムを変えて確認してくれました。
最後のミッションが本日のメインで前回の授業で二人が作れず、本日に持ち越した「音センサに反応してLEDを順番に点灯させ、全部点灯したら順番に消灯させる」内容に挑戦をしてもらいました。授業冒頭の事を思い出せば途中までは簡単な内容で
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碧依さんの冒頭部分です。しっかり授業の内容を思い出して作れているようです。その一方で泰平君は思い出すのに苦労しながら云々唸っています。
先生はその様子を見て「もっともっと考えろ~」と念じていたようです。 |
二人とも途中の点灯までは問題なく出来ていました。その後の順番に消灯部分を考える際に碧依さんの手が止まり考え始め、泰平君はその手前の点灯部分のプログラムを考える所で手が止まっていましたが、消灯部分になると「おんなじことやン」としっかり考えていた様で先にプログラムが完成しました。それからしばらくした後碧依さんも完成していました。
※泰平君プログラムを基に撮影したものです。
時間ぎりぎりでしたが二人とも意図した動作が出来ており先生もほっと一息ついていました。
またエレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ
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