Macで使うオーディオのプラグインと言えば、OSX標準のプラグイン規格であるAudio UnitsかVSTが主たるものになり、有償のプラグインからフリーのものまで十分揃っているとは思うのですが、やはりWindowsのVSTプラグインの数に比べると少ないのが現状ですね。
オーディオプラグインのデータベースとして名高いKVRに登録されているプラグインの数を比べると、Windows用のVST Instrumentsが1,661個に対して、MacはAUとVSTを合わせても577個と約1/3になってしまいます。もちろん数が多ければ良いという訳でもないですけれど、選択肢は多い方が良いですよね。
さて、そんな中MacでWindows用のVSTプラグインを使えてしまう何だかすごいハードがリリースされます。それが巷でうわさ(?)のV-MACHINE。もちろんMac専用という訳では無くて、どうやらVSTプラグインをスタンドアローンで立ち上げ、外部からのMIDI入力で鳴らすハードウェアの様ですね。本家のサイトではβ版ではありますがMac用の設定ソフトも公開されています。
ただ、良く考えるとこれってVSTに特化した小型PCの様な物。それならMini ITXなんかを使ってプラグイン専用機を作ってしまった方が、より自由度が高くて良いんじゃないか?とか思ったりしてしまいます。LANごしにAudio送ったり、ステップシーケンサー組み込んだりとかできるので。
でもV-MACHINEの良さはややこしいソフト周りの設定や、モニター無しでも操作でき、スタンドアローンで動くという点にあると思うので、やっぱり魅力あるハードである事には変わんないですね。