前にiMacやMacBookProのHDDに関して書いたんですけれど、内容としてはなんとなく感覚的な話でいまひとつ参考にならないかな?と思ったので、もう一度、数字的なものも含めて多重録再生を行う場合のHDDの能力について改めて考えてみる事に。
さて、MacBookProをXbenchで測ってみたところ、HDDのランダムリード(256K blocks)は18.3MB/sとでました。(数回測った上での平均、あくまでも参考に)。
CDと同じ44.1kHzの16bitステレオファイルを基本として考えてみると、その情報量は約1411kbpsですのでMB/sに換算すると約0.2MB/sになります。ステレオ91ch(モノラルだと182ch!!)で18.2MB/sなのでオーディオデータの情報量は思った程は大きくない事が分かるんですが、実際のところはOSとかも頻繁にHDDにアクセスしていますし、オケを再生しながら録音する場合にはリードもライトも必要になるので、HDDにもより負担をかける事になるんですけれど。
ちなみにランダムライトは21.8MB/s(これも平均)だったので、HDDの全てのアクセスをオーディオの録再生に使えた場合には、45ステレオを再生しながら45ステレオを録音できるくらいのアクセス能力があると言えます。
現実にはここまでは無理でしょうけれど、MacBookProに搭載されている5400rpmのHDDでも十分なパフォーマンスを持っている様ですね。
ただ実際の使用感としては、まだメモリにリードされていないサンプラーの音声ファイルなんかが、同時にいくつも鳴る様なサビの頭なんかでは、再生が止まってしまうなんて事は何度もあったので、やはり数字で見える部分だけでは判断がつかないのかも。