エジソンアカデミー学習物語 8/48

前回学習を行った関数についての内容を振り返りながら、プログラムを少し加工してミッションに挑戦をしてもらうという内容が本来の内容ですが、今回の先生は何やら様子が違います。
最初にあるプログラムを二人に見せています。その違いがどこにあるのかを質問しています。

こちらは以前作成した内容

こちらは今回作成する内容
赤丸部分が異なります。

泰平君も碧依さんもどこが違うのか最初は分からない様子でしたが、最初に碧依さんが時間の所のブロックが違う事 泰平君が関数名の横が違う事をそれぞれ指摘してくれました。これが意味することは何なのか?という内容が本日のメイン学習内容なのですがいきなり説明をすることなく先生もじっくり話を始めるようです。

左のプログラムと右のプログラムも前に進むプログラムですが、進む時間が違うよと説明をしています。二人ともその部分はしっかり違いを理解してくれました。

そして更に先生から質問がされます。
前に進むプログラムを進む距離を変えたい場合、進む距離によって関数を作りますか?それとも関数1つで終わらせたいですか?という問いかけに2人揃って「1つで済ませたい」と先生内心ニンマリな回答が得られました。そこで先生が先に見せたプログラムの間違い探しの内容をもう一度見せて、「関数に引数(ひきすう)を付けると出来る」と話をします。勿論二人の表情は(?_?)??です。
そこは先生も心得ていた様でじっくり理解をしてもらえるように説明をはじめます。

この書き方がこれまでの従来型
進ませる距離に応じて時間の部分を変更する必要があります。
その為進む距離を色々変える場合はその都度関数を新規に作る必要があります。
こちらが新しい書き方
関数の横に引数が追加され、時間の部分が新たな引数ブロックで埋められています。進ませる距離の変更は引数を変えればよいので関数が一つで済みます。

このプログラムの違いを先生は二人が理解できるかなと考えながら説明をしています。
表情を見ていると少し掴めたようには見えつつもまだわかってないなぁという所を内心思いながらも実践すれば少しわかるかなとミッションの課題に取り組み始めました。

泰平君 gikanじゃなくてjikanだよ
この後先生によって修正されました。

[ミッション1]

碧依さん作成のプログラム

引数をうまく使用し、プログラムの簡略化もきちんと出来ています。

実際の動作です。
やや左に曲がろうとしていた為、時折ちょいと方向転換はされていますがその部分は大目に見ています。
ゴール時にまっしぐらにゴールを目指した所も面白かったと先生から碧依さんへのコメントが出されました。

泰平君も同じくしてミッション1をクリアしミッション2へと挑戦します。

泰平君作成のプログラム

最初、泰平君はこのコースを見て余裕と言っていました。実際にプログラムは問題ないかのように見えましたが、実際に動かすと乗客へ突っ込んでしまう結果に………….
どうやら先のプログラムの後に追加をしたようで修正してもらい見事成功しています。

失敗バージョン

成功バージョン

ちょっとしたミスはあったものの泰平君も最後のミッションへコマを進めました。
[ロボットは碧依さんの物を使用しています。]

最後は以下のコースです。

後ろに下がる必要がある内容です。

この部分は回転を2回繰り返せばよいですよと先生からの助言を受けゴールを目指しました。

碧依さんはしっかりどの様にプログラムをすればよいのか道筋を考えながら作成しており、泰平君は自身を信じてプログラムの作成をしました。二人ともプログラムが完成した所で先生がプログラムの内容を確認し、最後のミッションクリアできるかどうかを確認しています。

碧依さん1回目
紙に引っ掛かった為正確な動作が出来なかった場面

泰平君2回目
碧依さんのミスを受けて机の上で動かしてもらったバージョン

授業時間は過ぎたものの何とか先生的に及第点の出せる内容まで仕上がったようです。
本日の授業の進め方を振り返り、自身で理解できていることを何も知らない生徒に教える難しさを改めて噛みしめる先生でした。来年も色々手を尽くして頑張ってもらおうと決心を新たにしているようです。

エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ

※登場人物や教室概要についてはこちら

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