エジソンアカデミー学習物語 9/48

新年が明けましてしばし過ぎた所でいつもの二人がやってきました。

今回いつもの先生が別生徒の授業の為、若先生による授業を二人は受けていました。
先生が変わって緊張するのかと思いきや、いつもと変わらぬ様子に横で別生徒の授業をしていた先生も「あぁやっぱりいつも通り」と感じていたようです。

まずは最近の車に搭載されているセンサや機能について二人が知っていることを聞き取り、それに対し若先生の方で話を広げ興味を誘っていました。そして本題として「衝突しないロボットカーを作ろう」と話を進めていきます。今回の衝突回避ロボットカーで使う「赤外線フォトリフレクタ」の動作と世の中にある光について若先生が話をしつつ二人に見たことあるかどうかを質問していました。X線や紫外線は知っていたようですが、マイクロ波は流石に聞いた際に??となっていたようですけど、電子レンジに使われているよと説明が行われると「あ~」と思い至ったようでした。何やらその光を見たことがあると言い始め、先生も横で聞きながら「それは過熱を始める際に発せられる光だろう」と思っていたようです。

そういった所で説明を終えて実際にプログラムに入りました。
最初に作ってもらったのは赤外線フォトリフレクタの値が一定の値より大きい場合は車を止める。そうでない場合はタッチセンサで操作をする。という内容です。
テキストを見つつ二人とも順調に作成を進めます。

まずは赤外線フォトリフレクタの値が一定の値より大きい場合は車を止めるまでのプログラムを作成しています。

碧依さん作成の途中内容
ここまでは正常に出来ています。
泰平君も同様に出来ていました。

そしてタッチセンサで操作をする部分のプログラムを追加します。

タッチセンサを押しているときはこっちむき(正転)にDCモータを回転させ、離しているときはブレーキ無しで止める内容です。

別生徒の授業が終わった先生が後ろから覗いています。プログラムに間違いがあっても本人が気づくのを待っているようです。

先程のプログラムを組み合わせて完成です。

間違いに気づかず転送をしてしまっています。何故か碧依さんも泰平君も同じミスをしていました。泰平君には若先生
碧依さんには先生からミスの指摘が行われ修正をします。
そうして正常に動作するようになりました。

正常に動作を確認出来た所で続いて、止まらず衝突を回避する車のプログラム作成に取り掛かります。いつもの先生が電子黒板にプログラムを作り始め、二人はテキストと前を見ながらプログラムを作成しています。

泰平君作成のプログラムです。1箇所ミスがあります。この部分も若先生の鋭い指摘により泰平君もミスに気付いてしっかり修正が出来ていました。
一方の碧依さんも同じような所でミスがあり、先生から指摘を受けて修正をしています。

そうして仕上がった内容がこちらです。

赤外線フォトリフレクタの値がうまく取れずブロックを押しています。しかしその後しっかり後ろに下がる動作をしています。このプログラム作成の際に泰平君は気づかなかったようですが、碧依さんは「四則演算」の優先順位について触れてきました。その部分については先生から実際にプログラムブロックの組み合わせの違いで計算の結果がどのように変わるのか説明を受けました。

上は100引く赤外線フォトリフレクタA0の計算後5を掛ける
下は赤外線フォトリフレクタA0掛ける5の結果を100から引く
このプログラムでは上の式を使用

碧依さんもしっかり四則演算の優先順位は理解をしていた様で、説明の際に先生に質問をしながら「先に計算する括弧はどうするの?」という質問に先生から「先に計算ブロックで計算をします。その後また別の計算ブロックに付け加える事で括弧つき計算と同じだよ」と説明を受けなるほどと納得できたようでした。

新年最初の授業でエンジンがかからなかったかもしれませんが、先生的にはもう一つプログラム作成を進めたかったようです。

エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ

※登場人物や教室概要についてはこちら

Share

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)