エジソンアカデミー学習物語 26/48

前回フォークリフトロボットを作成し、前後移動をして荷物の積み上げ/積み下ろしが出来るようになった2人のロボットに更なる改造を加えます。そう、左右回転の追加とコントローラーの追加を行うのです。内容として、前回の内容と初めて加速度センサーを使ってロボットカーを動かした授業内容を組み合わせれば出来る為、先生は二人の頑張りを見たくて、ヒントになる内容は「加速度センサーでロボットカーを動かした内容と前の授業」とだけ言ってプログラムに関しては二人の様子を見る事にしたようです。「難しい」やら「それはない」など二人から意見が出ましたが、その発言は受け流して「さぁ頑張って作ってみよう」と先生から掛け声がかかります。
泰平君も碧依さんのロボット作成は先生も手伝いながらも仕上がりました。

さてここからプログラムです。先生から「前の授業で作ったプログラムはパソコンに出しています」と言われ、そこから加速度センサーをどのように組み合わせるのか考えてもらっています。

[下は碧依さんが作成した前回授業のプログラム]

しばらく二人が考えている様子を見ていた先生が、加速度センサーをどうやって組み合わせるのかという所で詰まっているなと見て取れたところでヒントが出されます。どうやら以前の授業で作成した加速度センサーを利用してロボットカーを動かすプログラムの一部を出したようです。

本当に一部です。その内容の少なさに二人からは「ケチ」だの「極悪」だのいいように言われた先生ですが、ニコニコしながら「ヒントは以上」と言ってのけました。

少ないですがヒントが出たからには以前の授業を思い出せば「あ~ そういえば」という流れで出来ると予想をしていた先生の結果は、碧依さん的中、泰平君の外れという結果でした。

碧依さんはしばらくヒントを見ながら考えながら「もしかしてこう言う事かな」と手が動き始めプログラムを作り出しました。或る程度できた所で先生を呼んで自分のプログラムを見てもらっています。

「そうそう、その通り」と先生は嬉しそうに碧依さんの質問に応じています。(先生はこの時進ませる向きについては一切見ていません。このような形で作ることを自身で導き出せるかどうかを見ていたと後で話をしていました)

碧依さんはこの調子でしばらくすればしっかり出来るだろうと見た先生は泰平君の様子を見ます。口に出して色々考えプログラムを作っていましたがどうにも考えつかなかったようなので、碧依さんが作成したプログラムを対かヒントとして見せてみました。それを見てしばらく考え込んで「前にやったやつや」と内容を思い出してくれました。

そこからの二人は「あーでもない」「こうやった」「それちがう」などと相談?をしながら加速度センサーでロボットカーを動かすプログラムの完成までこぎつけましたが、フォークリフトを動かす部分には手が付けられていません。そこで改めて先生から「テキストを見て操作方法を確認しましょう」と言われます。泰平君から「タッチセンサーを押しながらコントローラを前後に動かしたときにリフトを動かしたらいいがでね」と動かし方が分かったような発言があったので「それで大丈夫」と先生も返しています。動かし方は分かったようでもどのようにプログラムをすればよいのかという所では??になった泰平君にすかさず碧依さんが「こうすればいいで」と自分が作ったプログラムを見せていました。

見事なプログラムの仕上がりです。先生的には文句のつけようがなかったようです。碧依さんも少々ドヤァとはしていましたが、ここまで出来ているならそれも良し!!と先生は思ったそうです。

その後泰平君も出来上がり二人してタイムアタックのことなど忘れてフォークリフトを動かして楽しんでおりました。

エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ
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