苦労して作成したスキャン機能付アームロボットのプログラム強化を行うと予告をしてはいたものの、二人とも何をどうするのか想像もつかずややげんなりした表情でやってきました。そうして先生から「ブロックを1個掴む」は出来ている。よって「ブロックを3個(2個以上)掴む」プログラムに変更しましょう。と泰平君からは「そんなん難しいやん」との声。勿論先生はその声が左から右へと流れています。一方の碧依さんはしばらく考え込んだ後「どんな方法でもいいの?」と聞いてきました。その発言から先生は恐らく前回のプログラムを何回か繰り返して対応をしようとしているとは予想できたようですが、一旦は自身の考えでプログラム作成をしてもらいたかったため「その考えを見せてください」と碧依さんには話をしています。
そうして前回のプログラムが読みだされ、プログラム変更が始まりました。泰平君は「難しい」の連呼で手が止まった状態。一方の碧依さんは自身の考えでプログラムを始めていたので、先生は一旦泰平君の方へ行き考え方の説明を行います。
先生「変数d9に見つけた時の角度を設定したらOKは理解できている?」
泰平君「出来ている」
先生「では2つ以上になったらどうしようか?」泰平君「変数を増やす?」
先生「変数を増やすのは駄目 後からのプログラム変更が大変になる」
泰平君「じゃあどうするが!?」
先生は泰平君に答えとなる内容が書かれた過去テキストを渡し読ませます。
泰平君「リスト?」先生「[何故疑問形?]と思いつつも正解」
泰平君「リストを使うがやったら、scan関数変えればいい?」
先生「[それだけじゃないけど]まずはscan関数変更だね」
どこを修正すればよいのか理解できた泰平君はまた考えだしたので碧依さんの様子を見る先生

碧依さん「出来た。余裕やったで!!」とドヤァ顔
先生「やっぱり... これは残念ながらやり直し」
碧依さん「できちゅうやん」
先生「確かにこれでも動くよ。しかし、行って戻るが何回も繰り返されるのは使う側から見ると辛くないですか?」碧依さん「そうかも」
先生「確かにこれで私が言った通りに動きますが、無駄が出るのでその無駄を省くスッキリした方法を改めて考えてください」と説明すると碧依さんも実際に動かしてそうだねと納得して再度修正に取り組んでくれました。
こうして二人ともリストを使っての修正に入ったので一旦手を止めさせて改めて先生から「変数を増やす、楽な方法ですがその分プログラムが増えるので他の人が見づらくなります。繰り返し回数を増やすは良いアイデアでしたが、無駄な動きが入る為残念ながら採用できません。そこで今回はリストにブロックを見つけた時の角度を格納しましょう。後から見つけたブロックの個数分角度を参考にしてブロックを積み上げましょう」と修正の方針を改めて解説をしてじっくり二人には考えてもらっています。時に相談という名の雑談が二人の間で行われたりもしましたが、うまい具合に修正が進んでいるようです。

泰平君の修正を見て先生から質問が出されます。
質問「ブロックを1つ見つけるまでは出来ていますが、2つ目以降は今のままだと見つけられません。何故でしょうか」
うんうんうなりながら二人とも真剣に考えています。そんな中で泰平君に閃きが降りたようで「だって1個見つけてもブロックがゆっくり動くき、最初に見つけたブロックをずっと見つけたになるがやない?」
ここで先生に衝撃走る「どうした泰平君!? その通り」ドヤ顔を決める泰平君をよそに続けて「そしたらどうすればずっと見つけた状態を抜けれますか」と質問
二人「......」
数分後先生「何もない所まで進めれればいいね」とぼやき
碧依さんが「ずっと前のテキスト見せて」と何か答えの手掛かりを得た様子。泰平君はそんな碧依さんを眺めている。しばらく後碧依さんが「これや」と先生に見せたのは停止線を越えて動くロボットカー
そうです。この仕組みを利用すれば泰平君が言ったようなずっと白判定を行う事が無くなります。先生から「その仕組み使えそうですね」と言われて
二人で「端に行くのは絶対やろ。だから途中でブロックを見つけたら端に行くまでまた繰返しでいいがやない?」「1個でも見つけたら次のブロック見つけるまで端に動かすがやろ」と言いあいながらもポイントは抑えられていた為二人の考えをまとめる形で先生がサンプルを出します。(残り時間の関係で)
先生がプログラムの解説を行うと二人とも考え方はあっていたとほっとした様子。そうしてプログラムも完成し動作をさせた所、泰平君の場合はブロックを掴めていませんでしたがこれは置いた場所が悪いと判明した為アームの動きを見て、問題なく動作をしたことが確認できたので先生からはOKが出ました。
一方碧依さんはと言うと検知はOK。ブロックを掴んで離す1回目は良いが2回目で掴む位置がずれていた為この部分の修正をしてもらっているうちに授業終了時間になった為碧依さんには少し残ってもらって修正を実施
前のプログラムの残骸が残っていた為だったのでこの部分を修正すればしっかり動作しました。正常動作を確認出来て碧依さんもにっこりです。
エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ
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