休日とサブスクリプション#1(音楽:Spotify)
店頭営業係 小林
■ある晴れた日、いつもの空部屋からコンパクトなスピーカーを発見した。「MyAmp」とだけ書かれていて、それ以外 詳しいことはわからない。接続方法は有線しかないようで、オーディオケーブルでiPhoneと接続し音楽を鳴らしてみる。
■それは、ラジオから流れてくるような落ち着いた優しい感じの音がした。いいね。次に 今の日本のヒットチャートを流してみる。いいじゃないか。本当にご機嫌なFMを聞いているみたいだ。天気もいいし、澄んだ空気に流れてくる音楽がまた気持ちいい。
■さらにガレージで聴いていると90年代のJ-POPが急に聴きたくなったので、iPhoneで90年代のプレイリストをチョイスする。これもとても懐かしくて、その日はずっと音楽を聞いておうち時間を過ごすことになった。
■今の時代、定額サービスは全盛である。いわゆるサブスクリプションだ。私も「Spotify」で音楽聴き放題に加入しているので、先程のように 好きな時に好きなテーマのプレイリストをチョイスしては音楽を楽しんでいる。
■音楽のサブスクリプションといえば Apple Music・Spotify ・ Amazon Musicなどが有名だろう。私は以前 音楽好きの知り合いから Spotify をオススメされたことがある。アプリのデザインがシンプルで分かりやすく、マイナーな曲も実は多い。だから知らない曲に出会える楽しさがあるんだ、と教えてくれた。
■私も全く知らない世界観の音楽をジャケ買いして知った世代のヒトである。Spotify いいじゃないか。せっかくなので時代も国も地方も音楽のジャンルだって飛び越えたサービスにまでなってほしいと思っている。
■あとは独り言を少し。私の学生時代は新しい音楽に出会えるのはTV番組かラジオかCDショップくらいの、色んな意味で限られた空間だった。またそれを聞くヒト同士のシチュエーションもさらに限られていたと思う。でもそれは、なかなかの 濃密で共同体的な時代体験だったのかもしれない、とも思う。
■では、これからのサブスクリプション時代に(アフターコロナもふまえて)育ったアーティストはこれからどんな音楽を聴かせてくれるのか。例えば今から20年後のヒトが作り出すヒット曲はどんな音楽になるのだろう?ぜひ聴いてみたいと思うと同時に、その音楽を聴くにふさわしいミュージックデバイスはiPhoneのままなのか?とも思う。
■あ。でもスピーカーが変わってないかも、私だったら。