築45年の空部屋で遊んでみた#10

休日とサブスクリプション#2 テレビについて:Hulu

店頭営業係 小林

■この空部屋で過ごす時、静かすぎることが気になる時がある。静かなのが良くてここにきている一面もあるのだが、それでも何かBGM的なものが欲しくなる時がある。

■以前書いたように私はSpotifyに加入しているのでその際は音楽を流しっぱなしにすることが多いのだが、それと同じくらいテレビをつけっぱなしにしておくこともある。

■とはいえ、ここは空部屋。一応テレビがあることはあるのだが、スイッチを入れても番組が映る様子はない。そんな時、いつも持ち込んでいるiPadでテレビ番組を見ている。

■私はHuluというサブスクリプションに加入しているので、そのアプリをiPadにインストールしておけば空部屋のWi-Fiに接続するだけでいきなりテレビ番組を見る事ができるようになる。しかもHuluには24時間ニュース専門チャンネルがあるので、BGMがわりにこちらをつけっぱなしにして空き部屋で過ごしていたりする。

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■「テレビを見る」というライフスタイルも昔から比べると大きく変わってきたな、と改めて思うようになった。

■昔は見たいテレビに時間を合わせていたように思う。その後手動でビデオテープに録画できるようになったりしたが、大きく変化したなと感じたのは予約録画ができるレコーダー(それもHDDレコーダー)ができてからだ。見たいテレビ番組に自分を合わせるのではなく自分の時間に合わせてテレビが見れるようになったんだなあ、という実感が使っていてあった。

■それが最近ではさらにNetflixやHuluに代表されるサブスクリプションにより、自分が見たい番組や映画だけを見たい時に見れるようになった。またテレビでなくてもスマホやタブレットでもテレビ番組が見れるようになったことも大きな変化だと感じる。高知はテレビ局が4つしかないけど、サブスクリプションを利用すれば今まで見れなかった他局番組だって見れるようになるのだ。

■でもそれとは逆に「皆で同じものを見ている」感が希薄になってきているようにも思う。私の昔話をすれば「8時だヨ!全員集合」が代表番組だけど、共通となる話題がテレビで提供されていた。顔を合わせればとりあえずその話題で誰とでもコミュニケーションをとることができた。この時代的共有感というのはテレビだからこそできる特徴ではないかと思うし、今から考えるとテレビ局側でもそれを意識した番組作りをしていたのではないかと思う。

■だからなのかどうか、逆に今は地元の高知新聞をじっくり読むようになってしまった。昔はなんとも感じなかった地元の記事が面白いと感じるようになった。現在のテレビからでは感じにくくなった何かがまだ地元新聞にはあるように感じているところだ。

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