本日は教材内最後のセンサーである「加速度センサー」についての学習を行っています。最初はテキストに沿う形でリモートコントローラーの話が先生から行われ、その後ゲームコントローラーにも内蔵されているよという話から加速度センサーの話を進めています。
二人ともコントローラーを傾けてキャラクタを動かすゲームは経験があるようで、その仕組みとして加速度センサーが使用されている事には特に戸惑いもなくなるほどという事ですんなり理解が出来ていたようです。
加速度センサーの仕組みについては先生から図解で説明がされます。
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左側が何も動かされていない状態 右側が左上方向に動きが出た状態 何もない状態から丸いおもりが動いた為、加速度が分かりますと話をしています。 |
加速度センサーはゲームのコントローラー以外にも使われているけど何かあるかな?と先生から二人に質問され、色々発言をしてくれました。
答えが被った所もありますが、泰平君はスマホ、碧依さんは万歩計と自身が知っているもの中から答えてくれていました。先生からはその他、地震検知や土砂崩れなどでも活用できるよと説明がされました。
いろいろな用途のある加速度センサがどの様に動いているのかをテストモードで見ていきます。
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何も傾いていない時の値 加速度センサーXも加速度センサーYも「ほぼ50」であることを確認しています。この時二人とも加速度センサーZの値について気にしていたようですが、「この後簡単に説明するけど、詳しい所は来月」と話をされます。 |
そうして二人は加速度センサーを操作していきます。下は碧依さんがチェックしていた際の値です。
前にかたむけた時の値 | 後ろにかたむけた時の値 | 左にかたむけた時の値 | 右にかたむけた時の値 |
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加速度センサーで値が変化する際に前後にかたむけた、左右にかたむけた時に変化をしていることを確認してもらいました。二人には少し難しいかもしれませんが先生は先々の事を考え図解で解説を行うようです。
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先生がXYZ軸のグラフを書き出しました。 前後にかたむけて加速度センサーXの値が変化した 左右にかたむけて加速度センサーYの値が変化した かたむけている時に加速度センサーZの値が変化した事 これらを二人に確認してもらっています。 |
ここでは前後にかたむけた値の変化をX軸、左右にかたむけた値の変化をY軸、上下に動いた際の値の変化をZ軸と3つの軸で確認できるようになっていると話をします。流石に難しすぎたようで????な顔にはなっていましたが、加速度センサーは前後、左右、上下に動くと値が変化する仕組みと先生から説明をされてそうなんだ~と理解をしてくれたようです。その後は加速度センサーを用いてロボットカーを操作するラジコンのようなプログラムの作成をしますよという事でまずは自分専用コントローラー作成をしてもらっています。その合間に先生の方でロボットカーを作成しております。先生的にはコントローラー作成に何やら狙いがある様子です。泰平君はテキスト通りの作成をし、碧依さんは自分専用コントローラーを完成させました。このタイミングで先生から、「自分が操作しやすいコントローラーを考えて作成することは、この先、人が使いやすいと思うものを作る際に必要なことなんですよ」と解説が入ります。先生はまだ二人はこの発言にピンとくることはないと思いつつも、頭の片隅にでも覚えておいて欲しいと願っているようでした。そうしてプログラムの作成を行います。テキストをみながら作成を進めると然程難しくなかったようで、二人とも楽に出来ていました。
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![]() 碧依さん作成プログラム。コメントでメモがあるのは嬉しいです。 |
しっかり出来ているように見えますが、どのようにしてロボットカーを止めるのでしょう?碧依さん曰く「実際に動かした際に加速度センサーXまたはYの値が40~60の時に止まる」と考えていたようですが、実際に動かすと止まりません。先生は碧依さんのプログラムにミスがあることは気づきましたが、先生から碧依さんに「タッチセンサーを追加して、タッチセンサーを押している間は止まるようにプログラムを改造しましょう」と説明され、その手があったかと碧依さんも意気揚々とプログラム修正をします。
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しっかり停止用プログラムが追加されました。これによりロボットカーを自分の決めたタイミングで止めることが出来るようになりました。 |
今回は自分が意図した通りに加速度センサーを用いたコントローラーでロボットカーを動かす、止めるという所がしっかり出来た所で終えています。
前回までは中々に難しい内容でしたが、今回はそこまでではなかったようで、二人とも楽し気に授業を受けてくれておりました。
エレパチャレンジクラブにおける生徒たちの歴史が新たな1ページ
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